2009年 08月 24日
ナラ枯れ
新潟県から飛び火したナラ枯れ被害が、ついに私の住む町でも深刻さを拡大させています。山の景色は一見紅葉のように見えますが、赤茶色に染まった部分は全て虫の被害により枯れてしまったものです。 ちなみにその犯人は米粒ほどの大きさで、体長4、5ミリ程の甲虫カシノナガキクイムシと言う小さな虫。1本の木に1000匹以上が侵入し、あっという間に枯らしてしまうという恐ろしい害虫です。
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ナラ枯れはミズナラやコナラなどナラ類が一定地域で集中的に枯死してしまう被害のこと。
樹木の内部に侵入した♂のカシノナガキクイムシがフェロモンを分泌して♀を呼び寄せ木の根元に卵を産み付けます。ナラ枯れの原因となる菌はその時に繁殖し、木の根の毛細胞内(水分を吸収する導管)にまで入り込んでしまった菌は水分の吸収力を弱まらせ、通水障害を発症したナラの木が枯死してしまうという構図のようです。 ちなみに産卵後の成虫は死滅し、残った卵がふ化をして、親が残した菌を食べ成虫となり次の木に飛び移るという性質らしいのですが、いずれにせよ有難くない連係プレーが未だに続いています。
それではブナの木は大丈夫なの?と誰もがちょっと不安に感じてしまいますが、カシノナガキクイムシは当然のごとくブナの木の内部にも進入していますが、ブナの木は他の木に比べて沢山の水分を補給しているため虫達にとって住みやすい環境とは言えないようで、ナラの木と比べて繁殖には適していないという観点から、まずは心配ご無用という見解です。
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by yumahina | 2009-08-24 14:56 | 日記


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